ある寒い日、「うわごと屋」とあだ名されるさえない男は夜中に突然目みずからのあたま
をさましてしまったようである。「うわごと屋」は眠っている時にみてい
た夢と現実が、重なり合っている状態から抜けきれていないようである。
うわごと屋:うおおぅ、むかしのことをおもいだしてはらがたってきたわ。ああ、まったくワシをひどい目にあわせた奴らをなんとかしてこらしめたい。なんとかよい手はないものか・・・・・。
そこへ、ある年老いた女?がやってくる。
年老いた女:ひゃひゃひゃひゃひゃ
うわごと屋:(まだ寝ぼけた状態)なんだ、おのれは。ワシの事を笑っておるのか?
年老いた女:お前の話は聞いた。ひゃひゃひゃひゃひゃ、これはワシの癖でな。お前を笑っておる訳ではないのじゃ。ひゃひゃひゃひゃ。
うわごと屋:ばあさん、家へかえってくれんか?当たり前だが、ここはあんたの居る所と違うんじゃ。
年老いた女:お前さん、「自分をひどい目にあわせた奴らをなんとかしてこらしめたい」と言ってはおらんかったか?
うわごと屋:どうだったかな?
年老いた女:隠しても無駄じゃ。わしは確かに聞いた。恥ずかしがらんでも良い。そう言う思いは誰にでもあるもんじゃからな。
うわごと屋:めしが食いたい、できればあれが食いたい、どうすれば食えるんじゃろ。
年老いた女:ワシが手伝ってしんぜようかな?お前さんをひどい目にあわせた奴らとは、どんな奴の事じゃ?
うわごと屋:名前をいえばいいんか?委員なら明日の話だが。けろろろろろっ。
年老いた女:名前より先に、経緯を聞かせてくれんか?ふぉふぉっふぉふぉ。
うわごと屋:そうだな、わしにはそんな奴が一杯いるな。くそっ。思い出しても腹が立つわ。まったく。子供の頃から、思い出してもな、あ、あ、あわわわわわわ。ああくそっ。まったく。
Copyright 2005 馬子、ニーチャ
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